人と話すのが大好き!世話好きな店舗運営スタッフさんの募集です
人と人がふれあう時間がある。おもてなしの心がある。唯一無二の業務用スーパーを訪ねたお話。
中央区渡辺通りの一等地に立つスーパーがある。ご存知、博多を代表する企業、株式会社ふくやが運営する「たべごろ百旬館」だ。お店の中に一歩足を踏み入れると、プロの料理人たちも認める新鮮な食材が出迎えてくれる。しかし、気がつくのは、そればかりではない。お店とお客さんの距離がとにかく近いのだ。それは昔懐かしい商店街の対面販売を思い出させてくれる。
お客様1:「あの商品おいしかったよ!○○さんも今度食べてみらんね」
お客様2:「お疲れ様。この前は、うちの店に来てくれてありがとうね」
お客様3:「今日は一段と魚が新鮮やったよ、余計に買うてしもうたばい(笑)」
店員:「そんなたくさんのチョコレート、なんに使われるんですか?」
お客様4「うちのカレーの隠し味たい。でも、これ秘密よ(笑)」
そこには、従業員と常連のお客様が織りなす柔らかなコミュニケーションがある。レジを通すだけなのに、互いを知るもの同士だから交わせる笑顔のキャッチボールがある。ふと、お店を見渡せばそこら中に、普通のスーパーでは見られない、買い物客と店員の会話があふれていた。
単刀直入。たべごろ百旬館をまとめる池田店長に聞いてみた。
池田店長は、ふくやに入社し、業務用食材の卸営業を経験、その後、百旬館の店長に抜擢されて足掛け8年。百旬館が誕生して18年というから、百旬館を長く見守りつづけてきた人の一人だ。
朗らかな笑顔が印象的な池田店長(右)。従業員との仲も抜群。
「お客様と店員さんの関係性がスーパーというより、昔懐かしの商店のようですね」。
「まさにそれがふくやの始まりなんです。そもそも、ふくやは対面販売で乾物や瓶類、缶詰を販売する商店でした。お客様との接し方もいわゆるス-パ-のマニュアルどおりの接客ではなく、お客様にとって心地よい接客をしたいという思いから、今のような形になっているんです。百旬館の中にある鮮魚店や精肉屋も別テナントというわけではありません。すべての売場が自社直営で百旬館の従業員で運営されているんですよ。だから、各部門の商品もト-タルにコーディネートされていますし、従業員同士の意識のブレもないんですね」。なるほど、どうりでお店全体に活気があって、そこら中からあたたかい感じがするわけだ。
常連のお客様と雑談を通じて情報交換。
ちょっとした会話でお客様も従業員も元気づけられる。
「また、他店と大きく異なるのが、お客様の層です。当店のお客様の4割は、オーナーシェフやプロの料理人の方々。皆さん、ほとんど毎日足を運んでいただいていますから、自然と顔見知りになっていきます」。
言われてみると、魚であっても一尾丸ごと店頭で販売をしていたり、それを吟味するお客様の目も真剣そのもの。販売している量も業務スーパーというだけあって、一般家庭で使うものよりも少し大きく感じる。また、値段は安くはないが、良いもの、新鮮なものをこれでもかというくらい全国から集めているのも特徴の一つだ。
店内には、たべごろ百旬館のコンセプトを伝えるポスターも貼り出されている。
「百旬館くらいの売上げ規模で、一般のお客様6割、プロユーザー4割というお店は、実は日本でも稀なんです。それに、店内で行われる会話にも、お店づくりのヒントがたくさん隠されているんです。例えば、当店では昆布茶の素がたくさん売れるんですね。不思議に思ってお客様に尋ねると、実は料理の隠し味にされているそうなんです。そんな話を聞くと、昆布茶の在庫を切らすわけにはいきませんよね。百旬館は、地域の台所を支えることを使命にしていますから、お話を楽しみながら、私どもはしっかりと品揃えを整えているんですよ」。
目の肥えた料理人が信頼を置く食材だけあってすべてが新鮮そのもの。店内には、イケスもあります。
どうやら、ただ会話が多いお店というわけではないらしい。コミュニケーションをとりながら在庫を調整したり、客層を確認しながら店づくりを行なっているのだ。そのあり様は小さな商店のようでもり、百旬館の魅力の秘密のように思えた。
普通のスーパーと空気が違う、その理由。
大手の飲食チェーンであれば、外食産業向けの食品商社を介して、食材を調達するのだが、百旬館のプロユーザーは、個人で運営される飲食店がほとんどだそうだ。一般家庭が使用する食材よりも質がよくて、量が欲しいという飲食店にとって、百旬館はぴったりとニーズに合致している。また、一般家庭にとっても、美味しいものを自宅で作ってみたい、というニーズとも一致するところがあり、その絶妙なバランスが、一定の顧客層を囲いこむことに成功しているのだ。普通のスーパーとの空気感の違いは、まさにこういったところに理由があるのだろう。
レジの頭上には、料理人の相棒とも言える種々の包丁がディスプレイされている。
池田店長は続ける。「料理人の方にとって、食材の仕入れがその日の仕事はじめです。ゲン担ぎを大切にしている方もいらっしゃいますから、明るい対応で気持ちよく送り出してあげたいんですよ」。なるほど、流行りのマーチャンダイジングとは一線を画す、博多商人のおもてなしの心が、百旬館には満ち満ちているようだ。
働く場所としての百旬館。
一般消費者向けのスーパーとも業務用スーパーとも違う、たべごろ百旬館独自の立ち位置が見えてきた。では、働く人にとって、百旬館とはどんな場所なのだろう。百旬館で9年間働き、現在はフロアーチーフを務める宮崎さんにお話を聞いてみた。
少し恥ずかしがり屋の宮崎さん(右側)。無理を言って写真に収まってもらった(笑)。
「9年というと、パート・アルバイトとしては、とても長くお勤めになってらっしゃいますが、何か秘訣があるのでしょうか?」
「他のスーパーで働いたことがないので、一概に比較はできませんが、お客様や従業員同士の関係性がとても良好だからかもしれません。例えば、私は入社以来、一貫してレジを担当していますが、常連のお客様が、品物を購入した後に『お疲れ様!これ良かったら食べて!』とお菓子や栄養ドリンクをいただけることがあるんです。それも結構、頻繁に。毎回、お客様の心遣いが本当に嬉しいですね」。
また常連さんが多いからこその出来事もあるんだとか。
「私の担当はこのレジの人と決めているお客様が何人もいて、空いているレジコーナーがあっても、お気に入りのレジ担当の列に必ず並ぶんです(笑)。レジを通る間ですから、ほんのちょっとした会話になりますが、それでもその瞬間を楽しみにしてくれているんです」。なんとも百旬館らしいエピソードだ。想像するだけで、頬がゆるんでくる。
そういった勤務時間の出来事を日報に書き込んで、従業員同士でも喜びを共有しているそうだ。もちろん、良いお話だけでなく、お客様からいただいたお叱りも大切な財産。日報やLINEを使って業務の確認や共有も行われているという。ちなみに宮崎さん、今年の6月から正社員登用制度を活かして正社員として活躍している。「8月には、販売士の資格も取得し、今まで以上に百旬館を動かす原動力になってくれていますよ」とは、池田店長の談だ。
家業から企業へと成長したふくやだからこそ。
百旬館には、ガチガチのルールやマニュアルというものがない。それよりも従業員が一歩先んじて自らの意思で動く、そんな自律性を大切にしている。そのため、従業員にも「そこまでせんで良かろうもん」と思うようなことまで気がついてやってしまう人が多いそうだ。それが、昭和23年創業のふくやが培ってきた博多商人の心意気なのだろう。だから、未経験でも一向に構わない。いつもお節介を焼いてしまう、人と話をするのが大好きだという人は、楽しんで長く働けるはずだ。
また、ふくやだからこその福利厚生も、少しばかり紹介したい。世には様々な福利厚生があるが、従業員を大切にしたいという企業の思いが形になったものだから、企業の性格を知るにはわかりやすい物差しと言える。
例えば、ふくやには、従業員の誕生日を祝う会社行事がある。毎月、その月に生まれた従業員たちが集まり昼食会が催される。誕生会には、ふくやの代表である川原社長も参加。また年3回程度、従業員同士の懇親会を開催。その日は、お店を少し早く閉め、普段接する機会がない部署の人たちとも交流を深める。もちろん、参加費は会社から補助が出る。その他、3年に1度、研修旅行で沖縄や横浜、金沢などの観光地をめぐることもできるそうだ。対象は、パートやアルバイト。長く勤めてくれる人を大事にしたいというふくやの姿勢が表れている。ふくや流の福利厚生は、アットホームな社風を感じさせてくれるものばかりだ。
〜まとめ〜
フロアーチーフの宮崎さんも勤続9年と長く勤め上げているが、さらにその上をいく、オープン当初から働いている人も数多くいるそうだ。離職率の低さと従業員の勤続年数の長さは、働きやすさの指標と言われるが、その点、たべごろ百旬館はピカイチといっていい。
勤務先は渡辺通りで、通勤の利便性は抜群。優しい店長に、面倒見の良いパート・アルバイト仲間もたくさんいる。気のいい常連さんは、仕事の励みなること請け合いだ。仕事探しに迷っている方は、ぜひ「たべごろ百旬館」を候補に入れてみてください。お勧めの職場です。
スマートフォンを横向きでご覧いただくと、より見易くなります。
募集情報
募集職種 |
店舗販売スタッフ
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雇用形態 |
パート・アルバイト |
仕事内容 |
百旬館が運営するフロアーで、レジ、品出し、青果、精肉、水産、惣菜などに携わっていただきます。 |
給与 |
【アルバイト社員】(実働4時間〜5時間)/790円〜
【パート社員】(実働8時間)/830円〜
※試用期間1ヶ月(時給790円)
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勤務地 |
福岡市中央区渡辺通1丁目11-16 |
勤務時間 |
7:00〜21:00
アルバイト社員:1日4時間
パ-ト社員:1日8時間
※6時間以上勤務の方は1時間休憩有り
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休日・休暇 |
シフト制(休日月平均/8日) |
福利厚生 |
正社員登用制度有、交通費規定支給、有給休暇、社会保険完備、制服貸与、昇給有、社員旅行、その他 |
応募資格 |
年齢不問、未経験者歓迎。20代〜50代のスタッフが活躍中です。
高校生不可
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応募方法 |
お気軽にお電話ください。JOBLOGの応募ボタンからも応募できます。
また、応募前に聞いておきたいことや不明点、
わからないことなどありましたらご相談ください。
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選考プロセス |
書類選考
↓
面接
↓
内定
「あなたと一緒に仕事できる日を楽しみにしていますよ」
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会社情報
会社・団体名 |
株式会社ふくや たべごろ百旬館 |
事業内容 |
■味の明太子の製造・販売 ■各種食料品の卸・小売
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設立年月日 |
1948年10月05日 |
資本金 |
ふくや:3,000万円/ふくやグループ全体:5億3300万円 |
代表者 |
代表取締役社長 川原正孝 |
従業員数 |
611名(正社員273名)※平成28年6月1日現在 |
売上高 |
平成27年度 149億円 |
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